文章題ってなにが難しい?
文章題は「問題の意味がわからない」「式が立てられない」など、苦手に感じる子も多い単元です。
でも、方程式にすれば計算で答えが出せるので、立式ができればこっちのもの!
✅【親の声かけ】「文章から絵や図を描いてみると、内容がイメージしやすくなるよ!」
❓【子どもの質問】「“何をxにすればいいのか”がわからない…」
✅【親の答え】「問題で“わからない数”って書いてある部分を“x”にしてみよう。“いくら?” “何人?”って書いてあるところがヒントだよ」
例題①:代金の問題
あるノート1冊をx円として、3冊買って240円払ったとき、1冊の値段を求めましょう。
✅ 解き方
(1冊 x 円)× 3冊 = 240円
→ 3x = 240
→ x = 240 ÷ 3
→ x = 80
✅【親の声かけ】「“1冊いくらか分からない”ってことが“x”なんだね!」
例題②:差がある数の問題
兄の年齢をx歳とすると、弟は兄より4歳年下。2人の年齢の合計は28歳です。兄の年齢を求めましょう。
✅ 解き方
兄:x
弟:x − 4
合計:x + (x − 4) = 28
→ 2x − 4 = 28
→ 2x = 28 + 4 = 32
→ x = 32 ÷ 2 = 16
✅【親の声かけ】「まず“誰をxにするか”を決めてから、他の人をそれで表してみよう」
練習問題にチャレンジ!
- あるお菓子を4個買って合計600円でした。1個の値段を求めなさい。
- ノート1冊の値段をx円とすると、5冊買って50円のおつりが出ました。1000円を払ったとき、1冊はいくら?
- Aさんの年齢はBさんより3歳年上。2人の年齢の合計が45歳のとき、Aさんの年齢を求めなさい。
【答えと途中式】
- 4x = 600
x = 600 ÷ 4 = 150 - 5x = 1000 − 50
5x = 950
x = 950 ÷ 5 = 190 - A:x
B:x − 3
合計:x + (x − 3) = 45
→ 2x − 3 = 45
→ 2x = 48
→ x = 48 ÷ 2 = 24
【親の声かけ例まとめ】
- 「何が“わからない数”かに注目して“x”にするんだよ」
- 「立式さえできれば、あとは計算だけだからね」
- 「最初は文章に線を引いて、“情報を整理する”だけでもOK!」
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